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日本における貧困問題について

1.日本の子どもの貧困

日本の子どもの相対的貧困

ひとり親家庭の相対的貧困

子どもの貧困の国際比較

2.貧困の世代間連鎖

​ー世代間連鎖について

3.教育をめぐる課題

​ー高校への進学について

​大学への進学について

4.生活全般を巡る課題

​ー就職を巡る状況

5.子どもの貧困の社会影響

​ー社会影響

6.子どもの貧困に対する

     政府全体の取組

​ー政府全体の取り組み

​※その他順次更新予定

・ 貧困問題については、高齢者、病気を抱えた方、障害を持つ方、ひとり親世帯など様々な人々にとって共通の大きな課題となっています。現在の生活保護世帯の統計をみても、その半分程度は高齢者世帯です。

 

・ その中で、なぜ「子どもの貧困」にクローズアップして社会的な対応が必要なのでしょうか。

 

・ 貧困問題を巡り、よく議論されるのが「自己責任論」です。貧困状態に陥ったのは、学業や仕事など様々な面で自らの努力不足が招いたものであり、支援する必要性が乏しいというものです。

 

・ しかしながら、子どもは、自ら生まれる場所・家庭を選ぶことができません。その意味で「子どもの貧困」は「自己責任論」を超えています。

 

・ 現実的には、多くの子どもたちが、子ども時代の経済的不利益により、学業、健康、住居等の様々な面で社会的排除を受けており、さらに、本人自身だけではなく、世代を超えて貧困の世代間連鎖が起こることも指摘されています。

 

・ 子どもは、社会全体の活力の源であり、我々にとって未来に向けた大きな希望です。自らの意思とは関係がなく、たまたま生活に困窮した世帯に生まれ、そこで育つことによって、学業、健康、住居等の様々な面で経済的又は心理的に傷つき、絶望することがあってはなりません。

 

・ そうした観点から、子どもが自らの成長の過程で社会から孤立せず、公平な条件で人生を歩むことができるよう、「貧困の連鎖を防ぐ」という視点に立って、社会全体で支援しつつ、ともに生きていくことが大事なのではないでしょうか。

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